【活動報告】発明Workshop v2 @ヤフー株式会社 オープンコラボレーションスペース「LODGE」

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発明Workshop v2 @ヤフー株式会社 オープンコラボレーションスペース「LODGE」 を 8/10(土) に開催いたしました。
当日はお盆休み初日の方が多いなか、小・中学生と保護者様を中心に14名の方にご参加頂きました。
 
ご参加頂いた皆様、お忙しいなかご参加頂き誠にありがとうございました。

当日の様子をレポートさせて頂きます。
 

イベント概要

発明Workship v2 は、1日で発明家を体験できるイベントです。

ワークショップはアイデアを考えるところから、アイデアを実現するためのプロダクトを作り、発表するところまで実施します。アイデアの検討では、アイデアの出し方やアイデアを実現するプロダクトのデザイン方法を学びます。アイデアを実現するためのプロダクトは「micro:bit」を使って実現します。「micro:bit」は英国放送協会が中心となり情報教育のために開発したマイクロコンピューターです。様々なセンサーやLED、スピーカー等と接続させることで、多種多様なデバイスが実現できます。
 

イベントの様子

micro:bitを使ってみよう

発明に使うmicro:bitの使い方を学んで頂くため、最初に体験会を実施しました。始めにmicro:bitの基本操作やプログラミングの基礎知識を説明させて頂き、全員で「Happy♡」をmicro:bitに表示するプログラムを作りました。その後、各自オリジナルのテキストに掲載した演習を実施して頂きました。演習は午後の発明品を作る作業で役に立ちそうなmicro:bitの使い方やプログラミング方法を学んで頂けるようデザインしています。全員が全ての演習をクリアする事が出来ました。


micro:bitとタブレットをbluetoothで接続する方法などを説明させて頂きました。テキストを見ながらどんどん先に進んでいくお子さんが多かった印象です。

 

アイデア出し

最近の困り事を種にして、困り事を解決するアイデアを考えました。今回は個人ワーク又はお子さんと保護者様のペアでアイデア出しをして頂きましたが、途中で他の参加者様同士でグループになりシェアをする時間も設けました。グループワークでは他者の発表や意見をインプットに自分のアイデアの幅出しやブラッシュアップをする体験をして頂きました。殆どの方が初対面同士のなか、グループワークは終始和やかな雰囲気でした。


グループでアイデアと種になった困り事を共有される様子。

 

アイデアは文字で起こすだけではなく、絵を描いて頂きました。アイデアスケッチというもので、文字だけよりもアイデアに関する情報が多い(特に雰囲気やアイデアで実現する世界観が伝わりやすい)という特徴があります。更に作業が面白くなるというメリットもあります。アイデアスケッチに先立ち、絵を描くことに慣れて頂くために「絵心教室」を実施しました。こちら、非常に盛り上がりました。

 

アイデアの具体化

近年のプロダクト開発では、いきなりプロダクトの機能を考えるのではなく、プロダクトで実現するユーザ体験をデザインするところから始めるのがトレンドです。「ユーザ体験をデザインする → デザインしたユーザ体験を実現するために必要なプロダクトの仕様を考える」という流れです。ワークショップでもこのやり方を実践しました。
 ワークショップでは、ユーザ体験をデザインする方法として4コマ漫画を描いて頂きました。4コマ漫画はプロダクトを使う前後を含めたユーザの一連のストーリを整理するのに便利で、作業自体が楽しいというメリットがあります。


描いていただいた4コマ漫画(一部)
上手く描く事よりも、分かりやすく描く事が大切です。

 

プロダクトの組み立て

4コマ漫画で作成したユーザ体験をもとに、必要なプロダクトをmicro:bitで組み立てます。組み立てで一番難しいのは、必要なプロダクトをmicro:bitで実現する方法を考えるところです。皆さん色々な工夫をされていました。スタッフも巡回しながらサポートをさせて頂きました。今回は全てのプロダクトが無事に完成しました。


micro:bitとセンサーを組み合わせてプロダクトを作成される様子。工作用にダンボールや色画用紙なども用意しました。


組み立てたmicro:bitのプログラムを考える様子。スタッフもサポート致します。


作ったプロダクトの動作確認をする様子。

 

作ったプロダクトの発表

最後に完成したプロダクトの発表会を行いました。アイデアの種となった困り事、アイデア、そして完成したプロダクトを実際に動かして説明して頂きました。

 
【出来上がったプロダクトを一部紹介】


駐輪場問題を解決するプロダクト。乱雑に駐輪される事によって自分の自転車が取り出しにくいという困り事がありました。そこで、自転車ラックを設置するという案になったのですが、そのままでは空いているラックを探すのが手間なので、センサーと受信機を使って空いているラックが分かるプロダクトを作成されました。写真左側が駐輪場状況を検知できるセンサーの付いたラックのプロトタイプ。右側が空き状況を利用者に知らせる受信機のプロトタイプです。micro:bit同士の無線通信機能を上手く活用しています。

 

片付けゲーム付き収納ボックス。片付けが出来ないという困り事を元に、片付けをする事でポイントが加算される収納ボックスを作成されました。ボックスの底に距離センサーが付いており、モノが箱に入るとモノが入ったことを検知します(プロトタイプでは箱の代わりに籠を使っています)。センサーが片付けを検知する度にポイントを加算していき、10ポイントたまるとお小遣いなどが貰えるという仕組みです。micro:bitの構成は比較的シンプルですが、片付けの待ち時間を待機するプログラムや、センサーの値や現在のポイントで上手く処理を分岐されるプログラムなど、プログラムに様々な工夫がされています。

 

まとめ

micro:bitのような教材を体験できるイベントや授業は目新しくありませんが、発明Workshopのようにアイデア創発と組み合わせたハッカソンのようなワークショップは珍しいのではないでしょうか。I Lab U(あいらぼゆー)ではプログラミング的思考やその技術を意識しつつも、それで実現したいモノや体験を考える能力がより重要だと考え、今後もこのようなワークショップを開催したいと考えております。

また、大人と子供の交流が出来る点も発明Workshopの魅力だと考えています。大人側は子供の柔軟な発想や思考に刺激を受ける事ができ、子供側は大人の振る舞いや技術力によって知的好奇心を満たしたり、自身の将来像を考える良い機会になるのではないでしょうか。

改めまして、週末にも関わらずお越し頂いた参加者様には大変感謝致しております。
誠にありがとうございました。

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