【活動報告】千葉市未来の科学者育成プログラム ジュニア講座

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9/8(日曜日)、I Lab U は千葉市教育委員会様主催の千葉市未来の科学者育成プログラム ジュニア講座 を担当させて頂きました。

プログラム名は、

身近な困りごとを解決する道具を発明しよう! 〜アイデアの発想と実現〜

です。

こちらのプログラムは、8月に実施した 発明Workshop v2 をジュニア講座のコンセプトに合わせてアレンジさせて頂いたもので、小学校5、6年生を対象に、グループでアイデアを考え、それをmicro:bitで実現するという内容です。

当日は29名の小学生に参加頂きました。ご参加頂いた小学生の皆様、及びその保護者様に感謝申し上げます。

 

イベント概要

千葉市未来の科学者育成プログラムは千葉市教育委員会様が毎年主催されている取り組みです。主に科学に高い興味・関心をもつ中学生・高校生に対し、その能力を伸ばすための質の高い学習プログラムを提供する事により未来の科学者を目指す意欲を高めることを目的とされています。ジュニア講座はその取り組みの中で小学5、6年生を対象とした講座となります。

開催日:2019/9/8 日曜日 
場所:千葉市教育センター

発明Workshop v2 との大きな違いは、発明Workshopが小学生と保護者のチームで取り組んで頂いたのに対し、ジュニア講座は小学生だけでチームを作り取り組んで頂いた点です。

 

講座の様子

今回はチームメンバーの殆どが初対面同士という事もあり、開始前はかなり緊張した趣でした。少しでも緊張をほぐすため講師陣が各グループに入って会話を盛り上げ、アイスブレイクを行いました。

講座の流れは発明Workshop v2と同様

  • micro:bitを使ってみよう
  • アイデア出し
  • アイデアの具体化
  • micro:bitでプロダクト作成
  • 作ったプロダクトを発表

となります。

 

micro:bitを使ってみよう

発明に使うmicro:bitの使い方を学んで頂くため、発明Workshop v2と同様、最初に体験会を実施しました。小学生の皆さんの理解力は想像以上で、講義での説明を待たず、用意した資料を見てどんどん先に進まれていました。午後の発明品を作る作業で参考になるように用意した3つの演習は、半数以上のチームが全て達成していました。


週末にも関わらず沢山の小学生の皆さんに参加頂きました。


micro:bitの使い方だけではなく、プログラミングの基礎についても学んで頂きました。


テキストを参考に、チームで相談をしながら演習を進められていました。

 

アイデア出し

最近の困り事を種にして、困り事を解決するアイデアを考えました。困り事がなかなか出ないチームもありましたが、例を示す事でチームメンバー全員が共感できる困り事を出せていました。また、細かい進め方はチームに任せていましたが、各チームで相談しながら自己組織的にワークを進めていました。


グループ同士で困り事とアイデアを共有する時間を設けました。共有し、意見し合うことにより、アイデアの客観的な評価と改善のための学びを得る事が出来ます。

グループ同士でアイデアの共有をした後、アイデアを一つに絞り、絵で表現して頂きました。アイデアスケッチというもので、文字だけよりもアイデアに関する情報が多い(特に雰囲気やアイデアで実現する世界観が伝わりやすい)という特徴があります。更に作業が面白くなるというメリットもあります。

絵を描くことに慣れて頂くために発明Workshopで毎回実施している「絵心教室」は、今回も非常に盛り上がりました。

 

アイデアの具体化

発明Workshopでは、ユーザー中心設計の考え方を取り入れています。いきなりプロダクトの機能を考えるのではなく、プロダクトで実現するユーザ体験をデザインするところから始めます。ジュニア講座では4コマ漫画を描くことでユーザー体験を可視化し、何を作るべきかを考えました。4コマ漫画を書く方法は取っ付きやすく、作業自体が楽しいというメリットがあります。


描いていただいた4コマ漫画(一部)
上手く描く事よりも、分かりやすく描く事が大切です。

 

micro:bitでプロダクトを作成

4コマ漫画で作成したユーザ体験をもとに、必要なプロダクトをmicro:bitで組み立てました。やはり組み立てで一番難しいのは、必要なプロダクトをmicro:bitで実現する方法を考えるところです。micro:bitで実現可能な範囲でアイデアを実現するための発想、プログラミングのスキルも求められます。ここはスタッフにとっても一番大変な場面です。グループを巡回し、息つく暇もなくサポートに入ります。



スタッフもチームに混ざって一緒に実現方法を考えます。スタッフがすぐに答えを言ってしまってはチームの学びにならないため、バランスが難しいです。それ以上にスタッフも実現方法に悩む場面が多々ありました。



micro:bitのプログラムを作るだけではなく、プロダクトになるよう工作もします。

 

作ったプロダクトの発表

最後に完成したプロダクトの発表会を行いました。アイデアの種となった困り事、アイデア、そして完成したプロダクトを実際に動かして説明して頂きました。見学に来られていた保護者の方々も加わります。無事に全てのチームが動かせるプロダクトを作る事が出来、スタッフ一同安堵の表情でした。



保護者も見守る中、緊張しながら発表をするチーム。実演が上手くいくと拍手が起こり、チームもスタッフも安堵の表情になりました。

 

まとめ

限られた時間の中でmicro:bitの使い方を覚え、アイデアを考えて実装し、発表する、非常にタフな講座となりました。参加者にアンケートを実施したところ、半分以上の小学生が講座について「難しい」と感じていました。もう少し個々のワークに時間を使えれば良かったかもしれません。

スタッフ側の感想としては、皆さん想定以上に理解が早く驚きました。更に、プログラミングを学んだ事がある子と初めての子で、スキルに思いのほか差があり、I Lab U としては少しでも多くの子にプログラミングを学ぶ機会を提供したいと改めて感じました。

改めまして、参加された小学生の皆様とその保護者様、及び機会を設けて頂いた千葉市教育委員会様にお礼申し上げます。

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